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働き方改革

【完全解説】働き方改革推進支援助成金「テレワーク 助成金」が5分で分かる!

「働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)」の制度とは、働き方改革の一つです。時間外労働の制限や労働時間等の改善など、仕事と生活のより良い調和を目指してテレワークに取り組む中小企業事業主に対してその費用の一部を助成する制度です。
こちらの記事では、支給対象となる事業主や取組み内容、支給額などについてご説明します。

働き方改革推進支援助成金「テレワーク コース」とは?

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ニュース等で目にする機会も多い「働き方改革」ですが、実際にはどんな内容の改革かご存知でしょうか。

働きやすい社会のための改革といっても、働きやすさに求めることは人によって様々だと思います。本当に広い意味合いで私たちが働きやすくなるための改革「働き方改革」の実現に向けた厚生労働省の取り組みについて、分かりやすく7つのポイントでまとめました。

「働き方改革」の実現に向けた厚生労働省の取組み

  1. 長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導の徹底や働きかけ等
  2. 多様な働き方を自由に選択できるように、雇用形態による待遇差の解消。公正な待遇の確保。
  3. 柔軟な働き方がしやすいテレワーク、副業・兼業などの環境整備
  4. 女性・高齢者・若者・外国人材への就業支援や環境整備
  5. 賃金引き上げ、労働生産性向上
  6. 中途採用、早期雇い入れなどの転職・再就職支援、人材育成
  7. 職場のパワーハラスメント防止対策

あなたにとって一番身近に感じられる取り組みはどの項目ですか?今回ご紹介している助成金に関するものでは、テレワークなどの環境整備がやはりイメージしやすいでしょうか。

現在、私たちが暮らす日本では、少子高齢化に伴って働く年齢層の人口が減ってきています。また、育児・介護との両立など、働く方のニーズの多様化などの状況に直面しています。そんな状況のなか「働き方改革」は、生産性向上とともに、就業機会の拡大、意欲・能力を存分に発揮できる環境作りを目指して取り組まれています。

助成金支給額

テレワーク助成金支給額画像

「働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)」で支給される助成金の額は、支給対象となる取組の実施に要した経費の一部について、目標達成状況に応じて支給されます。詳しい条件について、厚生労働省のホームページ内容よりご紹介いたします。

対象経費 助成額
謝金、旅費、借損料、会議費、雑役務費、印刷製本費、 備品費、機械装置等購入費、 委託費

※ 契約形態が、リース契約、ライセンス契約、サービス利用契約等 で「評価期間」を超える契約の場合は、「評価期間」 に係る経費のみが対象
対象経費の 合計額 × 補助率
(上限額を超える場合は 上限額 ( ※ ) )

( ※ )「1人当たりの上限額」 × 対象労働者数又は「1企業当たりの上限額」のいずれか低い方の額
成果目標の達成状況 達成 未達成
補助率 3/4 1/2
1人当たりの上限額 40万円 20万円
1企業当たりの上限額 300万円 200万円

上記の一覧を見てみると、成果目標を達成している場合には1人当たり最大40万円、1企業当たりでは最大300万円の支給を受けられる制度ということが分かります。

支給対象となる取組み

テレワークコースの助成対象となるためには、下記の取組みのうちいずれか1つ以上を実施する必要があります。

支給対象となる5つの取組み

  1. テレワーク用通信機器の導入・運用 ※テレワーク用通信機器については下記の注意事項をご確認ください
  2. 就業規則・労使協定等の作成・変更
  3. 労務管理担当者に対する研修
  4. 労働者に対する研修、周知・啓発
  5. 外部専門家(社会保険労務士など)によるコンサルティング

注意事項

※ シンクライアント端末(パソコン等)の購入費用は対象となりますが、
シンクライアント以外のパソコン、タブレット、スマートフォンの購入
費用は支給対象となりません。

※ 派遣先である場合、派遣労働者も対象となります。
ただし、その派遣労働者を雇用する派遣元事業主が、その派遣労働者を
対象として同時期に同一措置に付き助成金を受給していない場合に限ります。
また、少なくとも対象労働者の1人は直接雇用する労働者であることが必要です。

支給対象の条件:成果目標の設定

では、どのような条件をクリアすると支給対象になれるのでしょうか。

社長
支給対象になるための成果目標か…。ハードル高そうだな。

成果目標と仰々しい名称ですが、実際に中身を見ると条件としては「週1回テレワークを実施」等とかなり緩い条件となっております。
スタッフ

社長
そうなんだね。テレワークの場所も、在宅でもサテライトオフィスでも良いならうちの社員たちも対象になるから安心だ。

みなさんが最初に感じる難しいイメージと違って、比較的申請し易く受給し易い助成金となっております。詳しい成果目標をぜひご覧になってみて下さい。
スタッフ
働き方改革推進支援助成金「テレワーク 助成金」成果目標画像

成果目標とその評価設定に関する詳しい内容をご紹介します。

成果目標の設定

支給対象となる取組は、以下の「成果目標」を達成することを目指して実施してください。

  1. 評価期間に1回以上、対象労働者全員に、在宅又はサテライトオフィスにおいて就業するテレワークを実施させる。
  2. 評価期間において、対象労働者が在宅又はサテライトオフィスにおいてテレワークを実施した回数の週間平均を、1回以上とする。

評価期間

成果目標の達成の有無は、事業実施期間(交付決定の日から令和3年2月15日まで)の中で、1か月から6か月の間で設定する「評価期間※」で判断します。
※評価期間は申請者が事業実施計画を作成する際に自ら設定します。

実際に詳しい条件を確認していただくと、ある程度まとまった期間テレワークを実施する会社なら申請しないのは惜しいと感じるほど申請側にとっては易しい条件だと感じます。問題なく受給対象になれる場合には、さっそく申請手続きを進めてみましょう。

助成金の対象者は?個人事業主も可能?

支給対象となる事業主

助成金の支給対象となる事業主は、次のいずれにも該当する事業主です。

  1. 労働者災害補償保険の適用事業主であること
  2. 次のいずれかに該当する事業主であること
    業種 A.資本または出資額 B.常時雇用する労働者
    小売業 5,000万円以下 50人以下
    サービス業 5,000万円以下 100人以下
    卸売業 1億円以下 100人以下
    その他の業種 3億円以下 300人以下
  3. テレワークを新規で導入する事業主であること
     ※試行的に導入している事業主も対象です
        又は
      テレワークを継続して活用する事業主であること
     ※過去に本助成金を受給した事業主は、対象労働者を2倍に増加してテレワークに取り組む場合に、2回まで受給が可能です

個人事業主も条件を満たしていれば申請可能

また、労働者災害補償保険適用で労働者を雇用している場合には、個人事業主も申請することができます。

具体的にどんな物・事がテレワーク助成金の対象か?

これまで支給対象や条件などについて説明してきました。
続いて、助成金の対象になる方々の事例についてご紹介いたします。より細かな事情や金額等をみていただき、実際にどんなケースで助成金がもらえるかイメージしてみてください。

実際の事例のご紹介:ケース①従業員の在宅勤務推進

経費 助成金
120万円 90万円

A社では、従業員の在宅勤務を導入する為に120万円の経費で社労士さんへ就業規則変更と従業員4人の在宅勤務用パソコン機器とWifi機器を購入しました。A社ではきちんと成果目標も達成していたので、経費の3/4の金額にあたる90万円を助成金として受給することが出来ました。

実際の事例のご紹介:ケース②テレワーク環境整備及び研修費用

経費 助成金
80万円 60万円

中小企業のB社では、社員がシェアオフィス等のサテライトオフィスで就業する為のネットワーク環境整備や、必要通信機器の購入およびテレワーク勤務時の研修費用として80万円を申請しました。B社も成果目標を達成していたため、経費の3/4の金額にあたる60万を助成金として受給することが出来ました。

まとめ

働き方改革推進支援助成金「テレワーク 助成金」まとめ画像

「働き方改革推進支援助成金(テレワークコース)」は働き方改革の一環として、テレワークに取り組む中小企業事業主に対して、テレワーク用通信機器の購入費用や研修費用などの一部を助成する制度です。支給対象になるためには、平均週に1回のテレワーク実施などの定められた目標がありますが、これからテレワーク導入しようとしている企業にとっては比較的クリアし易い条件が多いところがポイントです。

なお、令和2年度分の申請は令和2年4月1日から受付を開始しており、交付申請の受付は令和2年12月1日(火)までです。(※支給対象事業主数は国の予算額に制約されるため、12月1日以前に受付を締め切る場合があります。)

今回ご紹介した「テレワーク 助成金」は、新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコースとは異なりある程度長い申請期間が設けられています。成果目標を達成すれば費用の3/4は助成金として支給されるとなれば、テレワーク導入のタイミングを考えている企業にはとても力強いサポートになります。このタイミングで、通信機器などの設備だけではなく社員研修なども併せて環境を整えてみてはいかがでしょうか。

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